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【実は嘘?】子供も大人もマーガリンは食べても大丈夫!トランス脂肪酸とは本当に危険なのか簡単解説!!【食べ物の常識を疑え!】

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最近トランス脂肪酸という言葉をよく聞くようになりましたね。

世間一般ではマーガリンはトランス脂肪酸を含むので危険!という意見が主流になってきてしまいました。

 

でもトランス脂肪酸のなにが体に悪くてどれくらい取ったらいけないのか?

ここまで知っている方は少ないのでは?

 

結論から言うと、

マーガリンは全然気にせず食べて良いです。

 

今回はなぜ私がこの結論に至ったか、分かりやすくご説明します。

 

 

バターとマーガリンの違い

マーガリンの危険性を話すには、まずバターとマーガリンの違いを知る必要があります。

バターとマーガリンはどちらも脂肪分の塊で似ていますが、実は全く別物です。
材料以外にも様々な違いがありますので、下記にてご紹介します。 

 

  ■主成分
バター  :牛乳(乳脂肪分)
マーガリン:植物性・動物性の油脂(大豆油やパーム油など)
  ■温度と柔らかさ
バター  :15℃前後で柔らかくなり、30℃前後で溶ける

マーガリン:10℃前後で柔らかくなり、38℃前後で溶ける
   ■冷凍保存
バター  :不可
マーガリン:可能
  ■値段
バター  :高い
マーガリン:安い

  

食べるプラスチックと言われたマーガリン

マーガリンが食べるプラスチックなどと言われるようになってしまいました。

これはただ油を人工的に固体化しているところを言っているだけで、実は構造や性質はあまり似ていません。

 

つまりこれはデマです。

しかも万が一プラスチックに似ているとしても体に悪い・危険というのは全く根拠のない話で、プラスチックに似ているという噂から一般の方が勝手な印象で付け足したデマ情報です。

 

しかしこの根拠のないデマの所為で、マーガリンは非常に悪い印象と戦うことを強いられてしまいました。

ひどい話ですね。。。

 

大きな勘違い...トランス脂肪酸を含む食品はマーガリンだけ?

バターにはトランス脂肪酸は含まれず、マーガリンには含まれる。

ここまではよく話されますよね?

ではラードやショートニングなどはどうでしょう?

 

答えは全てトランス脂肪酸が含まれるです。

そう、バターも含めて!

 

みなさんは非常に大きな勘違いをしています。

確かにバターは動物性で天然由来、マーガリンは植物性で人工的、これは紛れもない事実ですが、一方でトランス脂肪酸はどちらにも含まれます。

 

しかも昨今ではマーガリン=危険のイメージを払拭するため研究が進み、バターの半分以下のトランス脂肪酸しか含まないマーガリンもありますから、むしろマーガリンの方が健康に良いと言う可能性もある訳です。

 

まずは、『マーガリン=トランス脂肪酸=危険』と言う考えを改めましょう。

 

トランス脂肪酸はなぜ体に悪いと言われるか

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実はバターにも含まれるというトランス脂肪酸。

では、このトランス脂肪酸のなにが体に悪いのでしょう。

トランス脂肪酸は脂質の一種

トランス脂肪酸は文字通り脂質の一種です。

脂質はある程度は取る必要があり、不足すると健康にも良くないものです。

しかし現代では不足するということはあまりなく、むしろ取りすぎによる肥満などによって、様々な生活習慣病リスクが懸念されています。

 

トランス脂肪酸は食べる必要のない脂質

ある程度の脂質は食事で取る必要がありますが、トランス脂肪酸は食事から取る必要のない栄養素です。

それどころか、食事から過剰に摂取することで、心臓病リスクを高めることになります。

 

ここがトランス脂肪酸は体に悪い。の理由ですね。

 

よく言われる研究結果は欧米人が前提

確かに上記のように脂質を取ると、結果としてトランス脂肪酸を多く摂取してしまい心臓病リスクを高める。という研究結果はあります。

 

しかしこれは脂質の大量に摂取する欧米人の話

 

後述しますが、欧米人の脂質の摂取量は段違いです。日本人の数倍あります。

ですから脂質の制限としてトランス脂肪酸が記載されているのです。

 

これをそのまま日本人に当てはめるのは無理があるでしょう。

 

結局マーガリンは体に悪い影響があるのか?

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ここまでの結論として

マーガリンは体に悪い

でなく

マーガリンやバターなど、脂質の多い食品を

欧米人並みに大量摂取すると

体に悪い

ということになります。

 

マーガリンに限らず油分の取りすぎは良くないということです。

考えてみれば当たり前ですね(笑

 

では、実際のところはどの程度までならバターやマーガリンは摂取して良いのでしょうか?

 

トランス脂肪酸の摂取限度は?マーガリンやバターはどれくらい食べていいの?

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WHO (世界保健機関)は目標基準として、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満と定めています。

これを重さにするとだいたい2.0gほどになります。

 

ではこれは、どのくらいの量なのでしょう

日本人1人1日の平均摂取量:0.96〜0.98g

※2005~2007年度調査

 

続いて欧米人の摂取量も確認しましょう。

欧米人1人1日の平均摂取量:4.6g

※2003年発表

 

日本では、基準値の平均以下で非常に安全な状態ですね。

しかしながら、確かに欧米では基準値の倍以上の摂取が平均のようです。

なのでアメリカなどの海外では規制が始まったという訳です。

 

一人歩きするトランス脂肪酸は「やばい」というイメージ

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ちなみに、トランス脂肪酸の摂取目安の2gという値。

具体的な量はというと2020年現在の主要なマーガリン製品でいうとなんと200g強!

 ※【参考】ネオソフト(雪印メグミルク) 2020年Webページ調べ

 

そう、マーガリンは1日1/2パック、200gまでにしましょうね!

というのが制限になるのです。

 

一言でいうとめちゃくちゃ多い(笑)

 

しかも昨今では、世間の勘違いによって圧力をかけられたマーガリン業界の方々の努力により、100gでもトランス脂肪酸含有量が1gを下回るマーガリンもかなり増えてきています。

 

これだとむしろ毎日2.0gとれ!という方が無茶ですよね。

 

マーガリンは子供に食べさせても、トランス脂肪酸には気をつけなくていいの?

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先ほどもお話しした通り、トランス脂肪酸の目標摂取量は1日のカロリー消費量の1%未満とWHO (世界保健機関)が定めています。

 

例えば1歳児であれば1日の消費カロリーは1000kcal程度と言われています。

トランス脂肪酸の重さでは約1g、マーガリンの量で言うと100g程度です。

 

この量を1歳児に食べさせるなんて、トランス脂肪酸に関係なく危ないって分かりますよね?

 

バターやマーガリン一食は約10gと言われています。

ですから、3食パタートーストとしてもトランス脂肪酸は全然問題ない量なんです!

 

まとめ

色々お話ししましたが、結局のところ

日本で一般的な食生活をしている分にはトランス脂肪酸は気にしなくて良い

と私は結論づけたいと思います。

 

それこそ、ケーキを毎日1ホール食べでもしない限りは(笑)

 

それよりも、よっぽど日本人にとっては塩分や糖分の摂取量が問題になっています。

高血圧や、糖尿病の方が日本人にとっては深刻ですからね。

 

ちなみにバターの方がマーガリンより塩分量が多いです。

 

間違った知識で健康に気をつかった結果、むしろ健康に良くない判断をしているということですね。

 

コーヒーや紅茶のカフェインや、香辛料、アルコールなども一緒。

取り過ぎれば、結局健康に悪いんです。

 

みなさんも正しい知識で、自分に合った食生活を心がけましょう!